緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業
(厚生労働省医薬局医薬品審査管理課委託事業)
緊急避妊薬とは、妊娠の心配がある性交から72時間以内に服用することで、避妊効果を得る薬です。主に排卵を遅らせることにより妊娠する可能性を低くします。効果(妊娠阻止率)は約8割です。
この調査研究で販売される緊急避妊薬は、レボノルゲストレル錠(1.5mg)です。国の承認を受けた医療用医薬品であり、医療においてすでに広く使用されています。
現在日本で承認されている緊急避妊薬は、レボノルゲストレルを成分としたもののみです。
レボノルゲストレル錠は、国内で2つのメーカーから発売されています。
この調査研究では、薬局によっていずれかの緊急避妊薬を販売しています。
購入を希望される方は、本ホームページの薬局リストに掲載されている薬局にお電話の上、在庫の有無などを確認してからお出かけください。
「くすりのしおり」「患者向け医薬品ガイド」をクリックすると、薬の情報がご覧いただけます。
◇授乳中の方:
・この薬の成分は母乳中に移行するため、授乳中の方は、服用後少なくとも24時間は授乳しないでください。
◇経口避妊薬(低用量ピル)の飲み忘れたために緊急避妊薬を服用した方:
・緊急避妊薬を服用後、12 時間以内に低用量ピルを再開してください。その際には、消退出血が遅れる可能性があります。
この薬の効果は、服用後すぐにわかるわけではありません。
服用された方は、必ず、3週間後に妊娠検査薬での確認又は産婦人科を受診して、妊娠の有無を確認してください。